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棋譜統計
解説
矢倉24手組の局面。先手の陣形は☗2六歩を保留し囲いを急いだもので、飛車先不突矢倉と呼ばれる。この飛車先不突矢倉は田中寅彦が1981年頃から多用したことで広まった形で、後回しにできる手はできるだけ後回しにするという思想に基づいている。それ以前は☗6七金右の代わりに☗2六歩と突いてある形(旧矢倉24手組)が主流であった。なお、矢倉24手組は旧矢倉24手組と比較される場合に、新矢倉24手組と呼ばれることもある。
先手の作戦
矢倉24手組の局面は先手の作戦の岐路となっている。以下に先手の作戦と指し手とを示す。
☗3七銀戦法
図から☗3七銀と上がり、次に☗3五歩☖同歩☗同角の歩交換を狙う。
森下システム
図から☗6八角と上がり、後手の様子を見る。後手が攻勢を見せれば守勢に、守勢を見せれば攻勢に転じるという所謂後出しジャンケンの作戦である。
☗3五歩早仕掛け
図から☗3五歩と仕掛ける。3筋の歩交換と7九角の移動を一手で果たす狙いがある。
旧来の変化
図から☗2六歩と突けば、旧矢倉24手組から☗6七金と指した局面に合流する。
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