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解説

矢倉▲4六銀▲3七桂で頻出の局面である。 矢倉▲4六銀▲3七桂は「先手の攻めvs後手の受け」という構図のはっきりとした戦型であるが、先手の飛角銀桂香を絡めた攻めは容易に受け止められるものではないため、後手は「先手の理想形からの仕掛けを許さない」「受け一方の展開は避け、反撃を見据える」姿勢が大切である。
先手の理想の一つは、現局面から▲9八香~▲9九玉~▲8八銀~▲7七金寄と玉を深く囲い、▲2五桂~▲3五歩と仕掛けること。 本稿△9五歩型の狙いは、△9三桂~△8五桂からの端攻めを見せて先手の穴熊を牽制することにある。 一方で、△8五歩型と比べてこの瞬間の反撃力に乏しいことから、通常ならば咎められてしまう▲6五歩のような手段を許してしまう欠点も存在する。
この局面で最も指されているのは▲6五歩であり、これは後に▲6六角と転換、あるいは打ち据えることで後手玉を睨み、先手の攻撃力を高める狙いを秘めている。
▲6五歩に対する後手の最有力手は△8五歩であるとされており、以下▲2五桂△4二銀▲3五歩△同銀▲同銀△同歩▲1五歩△3七銀▲3九飛△1五歩▲6四歩△同角▲6五銀△2六銀成▲6四銀△同歩▲1五香△同香▲3五飛△2四銀▲1三桂成△同桂▲1四歩・・・と進むと、91手定跡と呼ばれる激しい戦いとなる。
この定跡の出口である92手目の局面は2013年6月段階では結論が出ておらず、今後の研究が待たれる重要課題の一つであるが、この変化が先手良しということになれば後手は大幅な軌道修正を余儀なくされるであろう。というのも、この91手定跡にはほとんど変化の余地がないとされているためである。
後手としては92手目の局面に自信があるか、その前に有力な変化手順を用意していない限り、この△9五歩型は指せないのが現状である。

参考データ

本局面が掲載されている棋書

タイトル著者出版社発行掲載ページ局面評価
最新の矢倉3七銀戦法 (プロ最前線シリーズ)amz屋敷 伸之毎コミ201062

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