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棋譜統計
解説
この局面は、後手が角道を止めているため乱戦になりにくいのが特徴で、後手の△4四歩が厚みとして機能するかどうかが最大の焦点である。
候補手
△4二飛
四間飛車を明示した一手で、昭和時代に大山康晴、森安秀光らが得意としていた。
近年では先手に穴熊に組まれると後手が勝ちにくいとされていることから、一昔前よりはプロ間での採用数が減ってきている。とはいえアマチュア間では駒組みが分かり易いこともあり、根強い人気を博している。
△3二飛
三間飛車を明示した一手で、四間飛車と比べて左銀を5三に活用できることや△5一角とすぐに(△4二飛型だと飛車が邪魔で活用できない)角を活用できることなどが特徴である
△3二銀、△4二銀
相矢倉や雁木や振り飛車を天秤にかけた一手で、ここから先手の指し手や後手の好みによって戦型が決まることになる。
△9四歩
藤井システムと相居飛車を含みにした一手。
参考データ
本局面が掲載されている棋書
タイトル | 著者 | 出版社 | 発行 | 掲載ページ | 局面評価 | |
---|---|---|---|---|---|---|
緩急自在の新戦法! 三間飛車藤井システム (マイナビ将棋BOOKS) | amz | 佐藤 和俊 | マイナビ出版 | 2018 | 17 | △3二飛は銀の動きに含みを持たせられるメリットがある。△3二飛は雁木を含みにできる。 |
ソフト評価値
評価値 | ソフト名 | 確認日 | 最善手 | 確認環境 |
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+134 | elmo WCSC27 YaneuraOu 4.57 | 2018年4月 | ☖3二金☗2五歩 | 探索深さ:34/48 探索局面数:1,450,196,545 |
+172 | Tanuki SDT5 ponpoko YaneuraOu KPPT 4.79 | 2018年3月 | ☖3二銀☗3六歩 | 探索深さ:34/47 探索局面数:2,446,277,159 |
+114 | aperypaq YaneuraOu KPPT 4.80 | 2018年3月 | ☖3二銀☗2五歩 | 探索深さ:34/45 探索局面数:1,933,704,494 |
+138 | dolphin 1/illqha 1.1 (YaneuraOu TNK NNUE) | 2018年9月 | ☖3二銀☗6八玉 | 探索深さ:34/41 探索局面数:1,090,259,544 |
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