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棋譜統計
解説
後手番角頭歩戦法の基本形。奇襲戦法の一つであり
その名の通り角頭の歩を突き出すことにより、先手の☗2五歩を誘っている。
その名の通り角頭の歩を突き出すことにより、先手の☗2五歩を誘っている。
先手の対応として☗2五歩と誘いに乗る手、または誘いに乗らずに別の方法で咎めようとする手が挙げられる。
候補手
☗2五歩
後手の誘いに乗った手で、以下☖同歩☗同飛☖8八角成☗同銀☖3三桂と進行する。
このとき3三の桂馬が先手飛車に当たっているため飛車を逃がす必要があるが、角が後手の持ち駒にあり、どこに逃げても後手からの追撃は激しいものとなる。
このとき3三の桂馬が先手飛車に当たっているため飛車を逃がす必要があるが、角が後手の持ち駒にあり、どこに逃げても後手からの追撃は激しいものとなる。
☗6六歩
候補手☗2五歩の手順中にあった角交換を防ぐ狙い。居角の状態のままで後続手を☖3三桂とした場合は、後手の角桂の使い勝手が悪くなる。
しかし☖3三桂に代えて☖4四角とすることで、先手が角頭歩の誘いに乗らずとも、その後の駒組みで4四角~3三桂~2二飛という形を作ることができ、後手有望である。
しかし☖3三桂に代えて☖4四角とすることで、先手が角頭歩の誘いに乗らずとも、その後の駒組みで4四角~3三桂~2二飛という形を作ることができ、後手有望である。
☗6八玉
候補手☗6六歩の手順中にあった☖4四角を防ぐ狙い[1] 。後手は角交換後、3三銀~2二飛と駒組みし、以降は「ダイレクト向かい飛車」に近い展開が予想される。
脚注
- 無理に☖4四角と出ると、☗同角☖同歩☗4三角で先手が良し。以下☖3二飛としても、☗2五歩からの攻めが厳しい。
参考データ
本局面が掲載されている棋書
タイトル | 著者 | 出版社 | 発行 | 掲載ページ | 局面評価 | |
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奇襲振り飛車戦法 ~その狙いと対策~ (マイナビ将棋BOOKS) | amz | 飯塚 祐紀 | マイナビ | 2014 | p181 |
ソフト評価値
評価値 | ソフト名 | 確認日 | 最善手 | 確認環境 |
---|---|---|---|---|
+267 | GPSfish 0.2.1+r2837 | 2015年2月11日 | ☗6八玉 | 探索深さ:27/48 探索局面:3,647,352,780 |
+322 | aperypaq YaneuraOu KPPT 4.80 | 2018年3月 | ☗6八玉 | 探索深さ:34/44 探索局面数:877,229,350 |
類似局面
変化点 | リンク |
---|---|
先手番角頭歩戦法の基本図 | Go |
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「これは奇襲戦法ではない。B級戦法だ。」 | 研究 | hituzi | 4年前 | 1547ビュー |
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