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棋譜統計
解説
後手四間飛車対居飛車▲4五歩早仕掛け急戦における代表的な局面。
▲4五歩の仕掛けに△4五同歩なら、▲3三角成△同桂▲2四歩で飛車先を突破でき先手が有利になる。
よって▲4五歩を取らずに△6三金と高美濃に組み替えて待つのが定跡である(△7四歩には▲4六銀と角交換を誘う手が成立する)。
△6三金に▲2四歩△同歩▲4四歩△同銀▲4五歩といきなり仕掛けるのは、△5三銀▲3三角成△同桂▲2四飛に△4五桂で次に△5七桂成と△3三角を見て後手良しである。そのため、先手も▲3七桂といったん力をためる。
以下、玉形を整える△7四歩に▲2四歩と飛車先の突き捨てを入れる。後手には△同歩と応じる手と△同角と応じる手とがある。
突き捨てに対する後手の対応
△2四同歩
一時的に駒損にはなるが、この局面からは△同銀が主流となっている。
△2四同角
突き捨てを角で取る手で、やや変則的な展開となる。
従来この手は後手が持久戦を志向するための手だったが、現在は以後の展開に郷田新手▲9五歩が出現したため、先手が攻め切れるという結論に変わりあまり指されなくなっている。
参考データ
有名局
先手 | 後手 | 棋戦 | 対局日 | 勝敗 | コメント | リンク |
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郷田 | 鈴木 | 第13期竜王戦1組本戦出場者決定戦2回戦 | 2000/04/10 | 先手勝 | 郷田新手▲9五歩 | 棋譜 |
本局面が掲載されている棋書
タイトル | 著者 | 出版社 | 発行 | 掲載ページ | 局面評価 | |
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四間飛車破り【急戦編】 (最強将棋21) | amz | 渡辺 明 | 浅川書房 | 2005 | 68 |
ソフト評価値
評価値 | ソフト名 | 確認日 | 最善手 | 確認環境 |
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-1 | dolphin 1/illqha 1.1 (YaneuraOu TNK NNUE) | 2018年11月 | ☖6三金☗4七銀 | 探索深さ:34/47 探索局面数:793,990,532 |
類似局面
変化点 | リンク |
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先手四間飛車に対する△6五歩早仕掛け(△4一金型) | Go |
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