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解説

概要

矢倉▲4六銀▲3七桂vs△9五歩型における先手の有力手段で、宮田新手と呼ばれる。
91手組を始めとして終盤まで研究が進められている戦型であるが、2015年1月現在も結論は出ていない。

歴史的背景

本戦法の先手の狙いは、次に▲2五桂~▲5五歩~▲1五歩~▲3五歩から飛角銀桂香による総攻撃を仕掛け、後手陣を一気に攻略すること。
当初は現局面▲6五歩に代えて▲2五桂が指されていたが、 △4五歩▲同銀△1九角成▲4六角△同馬▲同歩△5九角からの後手の反撃が厳しく先手不満と見る向きが強かった。
かといって▲9八香と穴熊を目指すのも△9三桂~△8五桂と端に殺到される順があり、これは後手の△9五歩型が活きる展開になってしまう。
▲2五桂、▲9八香の両方がうまくいかず先手苦戦の時代が続くなかで発見されたのが、この宮田新手▲6五歩である。

先手の狙い

直接の意味としては、6六に空間を作ることで将来▲6六角と打つ手を可能にしている。
たとえば前述の▲2五桂△4五歩の変化の結論は先手不満であったが、▲6五歩を突いた後ならば最後に▲6六角と王手する筋があるため、結論は先手良しに逆転する。
このように△4五歩を牽制することで次に▲2五桂と跳ねやすくし、先手の攻撃力を高めようというのが真の狙いである。

後手の対応

△8五歩

最有力手。先手に攻めさせて、手に入れた駒で△8三香、△8六歩~△9四桂、△8六桂といった反撃を狙う。
以下▲2五桂△4二銀▲3五歩△同銀▲同銀△同歩▲1五歩△3七銀の進行が一例で、91手定跡と呼ばれる有名な定跡になる。
2015年1月現在も結論の出ていない難解な将棋ではあるが、後手を持つ棋士はこの変化を避ける傾向にある。

△6四歩

▲6五歩を伸び過ぎとみて反撃する順。
以下▲6四同歩△同角で双方が一歩ずつ持ち合うことになる。
その局面は先手も手が広いものの、▲5五歩から総攻撃を仕掛ける変化では先手の持ち歩が活きやすいことから、この△6四歩は後手の有力手段とは目されていない。

△3三桂

次の▲2五桂を牽制した手。
以下▲5五歩△同歩▲2五歩△同桂▲同桂△同銀▲3五歩△5四桂▲3四歩と進むのが一例だが、 後手は△8四歩型なので反撃の体制が整っておらず、先手の攻めを延々と受け続ける必要がある。
しかしながら先手の攻めは容易に受け止められるものではなく後手に苦労が多いことから、主流変化となるには至っていない。

参考データ

本局面が掲載されている棋書

タイトル著者出版社発行掲載ページ局面評価
木村の矢倉 3七銀戦法最新編amz木村 一基マイナビ201383

ソフト評価値

評価値ソフト名確認日最善手確認環境
+103Apery_WCSC25_sse422015/07/19△3三桂(21)探索深さ:30/53 探索局面:30887796774
+66Apery_WCSC25_sse422015/07/19△9三桂(81)探索深さ:30/53 探索局面:30887796774
-69GPSfish 0.2.1+r28372015年1月△8五歩探索深さ:24/45 探索局面:543589691
-124GPSfish 0.2.1+r28372015/01/24△8五歩(84)探索深さ:27/55 探索局面:2658569651
+50GPSfish 0.2.1+r28372015/01/24△9三桂(81)探索深さ:27/55 探索局面:2658569651
+102GPSfish 0.2.1+r28372015/01/24△6四歩(63)探索深さ:27/55 探索局面:2658569651

本局面を解説内で参照している他の局面

矢倉▲4六銀


角2

桂2

歩3
       
       
      
      
     
       
    
       
       

銀2

歩2
注目指数 483
見る
矢倉▲4六銀


歩4
      
     
     
     
     
       
   
     
       


注目指数 209
見る

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