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解説

後手四間飛車対居飛車穴熊の序盤で、△5四銀と繰り出し△6五銀の狙いを見せた局面。
この△5四銀型の一連の構想は振り飛車党に転向した小林健二によって考案されたもので、スーパー四間飛車と名付けられた。

△5四銀型の構想

△5四銀は次に△6五銀の玉頭銀を狙っており、▲6六歩と受けさせて居飛車側の形を悪くさせ(▲6六歩と突いてあるときは▲6七金と上がるのが形で、▲7八金・▲7九金型は中央が手薄でバランスが悪い。)局面の主導権を握る。
▲6六歩と角道を止めさせた後は、
  1. △4五歩と伸ばし銀冠に囲う持久戦(参考図
  2. 銀冠から△4一飛~△9二香~△9一飛の地下鉄飛車
  3. △6二飛と回り△1四歩~△1三角~△3三桂から中央を狙う急戦
など、作戦のバリエーションが豊富である。

背景

考案者である小林健二はもともと居飛車党で、攻め将棋が持ち味の棋士だった。しかし、「居飛車穴熊は将棋界のガンだ・・・これがプロの将棋をつまらなくしている」と、当時猛威を振るっていた居飛車穴熊に対しては対抗心を持っており、多くのアマチュアが指す四間飛車をこのまま衰退させてはいけないという思いから振り飛車党への転向を決意する。
その後小林は四間飛車の使い手である大山康晴や森安秀光の棋譜などから四間飛車の研究を重ね、編み出された居飛車穴熊対策がこのスーパー四間飛車である。
1990年から1991年にかけて小林はこの戦法で高勝率を挙げ、A級順位戦への復帰を果たした。

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