棋譜統計

有名局 オンライン道場 Floodgate

解説

上図は相掛かり☗2八飛型(引き飛車戦法)の基本図である。
2015年現在、プロ間の相掛かりで主流となっている。

候補手

☖8六歩
飛車先を交換する自然な手。以下☗同歩☖同飛☗8七歩に☖8四飛もしくは☖8五飛と浮き飛車に構え、先手の攻めを牽制する。
☖3四歩
角道を通す自然な手。数手後には他の指し手と合流するが、飛車先交換を遅らせることで、飛車の引き場所を選択しやすくしている意味がある。
☗2六飛型と異なり☗3六飛と突いた歩を狙われない為、指しやすい。
☖9四歩・☖1四歩
端の関係を先に決めてしまおうとする手。数手後に再び他の指し手に合流する可能性が高い。
☖7二銀・☖6二銀・☖4一玉
その他、と言える指し手だが、いずれの手も特に悪手ということもなく、数手後に他の指し手に合流する可能性が高い。こちらも飛車先交換を遅らせる意味がある。

☗2八飛型(引き飛車戦法)

☗2六飛型と並ぶ、相掛かりの二大戦型の1つ。

特徴

長所
  • 飛車の位置が低い為、自陣にスキが少ない。
  • 飛車への当たりが弱く、安定している。
短所
  • 飛車は縦のラインを中心に使うことになる[1]
  • 攻めは銀が中心で、桂を攻めに参加させにくい[2]

先手の方針

作戦は右銀の動きによって攻め重視の棒銀と持久戦向けの腰掛け銀に大別される。
棒銀を目指す場合、居玉のまま☗3八銀〜☗2七銀〜☗3六銀と繰り出していき[3] 、相手の対応に応じて方針を変える。
後手がスキを見せれば一気に攻め潰し、しっかりと構えられた場合は銀を転換して持久戦に持ち込む。
後手陣を牽制しつつ駒組みで立ち遅れないよう、攻守のバランス感覚が要求される[4]
腰掛け銀は☗2六飛型と狙いは同じだが、桂を攻めに参加させにくい為、すぐの攻めは難しい。
じっくりと駒組みを進め、引き飛車を活かして、4筋に飛車を回って攻める展開にしたい。
囲いは矢倉か銀冠が一般的だが、いちご囲いや居玉での攻め合いなど、展開によって様々なパターンが考えられる。

後手の方針

棒銀に対しては放っておくと原始棒銀で潰されてしまう為、浮き飛車に構えて先手の攻めにしっかりと備えることが重要である。
浮き飛車を活かして後手がひねり飛車を目指す作戦もあるが、先手の銀に対する当たりが強いため指し方が難しく、採用する者は少ない。
腰掛け銀に対しては、当たりを避けて☖8二飛と引く展開になることが多い[5]
手詰まり模様に持ち込んだり、駒組みで作戦勝ち出来れば、後手としては満足の行く展開と言える。
囲いは矢倉に組んでも一局だが、対棒銀では☖3三桂型を強要されるために組めず、結果として銀冠を目指す形が多い。
急戦調の将棋では木村美濃のような形になることもしばしばある。
ひねり飛車を目指す場合、玉は坊主美濃へ入城することになる。

脚注

  1. ☗2六飛型は飛車を縦横に使い、多彩な攻めを展開出来る。「よくわかる相掛かり」参照
  2. 「よくわかる相掛かり」参照
  3. UFO銀と呼ばれる
  4. 特に銀の立ち回りが重要で、早くに転換すると後手の駒組みをラクにしてしまうが、遅れてしまうと中央の勢力を奪われて作戦負けに落ち入りやすい
  5. すぐに引くと棒銀に組み変えられて浮き直すことになるが、
    近年飛車先を保留して腰掛け銀が確定するまで待つ指し方が開発され、有力とされる。「よくわかる相掛かり」参照

参考データ

本局面が掲載されている棋書

タイトル著者出版社発行掲載ページ局面評価
よくわかる相掛かり (マイナビ将棋BOOKS)amz中座 真マイナビ2012110第1図
最新の相掛かり戦法 (プロ最前線シリーズ)amz野月 浩貴毎コミ2010

類似局面

変化点リンク
☗2六飛型(浮き飛車戦法)Go

本局面を解説内で参照している他の局面




       
 
         
       
         
 
       


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相掛かり


 
      
 
         
        
        
 
       
 

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