hitman51さんの投稿 (2015年01月08日 21時42分)

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{{Conclusion|先手良し}}
 
角換り相腰掛け銀の先後同型基本図。この局面から☗4五歩と仕掛ける変化は升田定跡と呼ばれ長く研究されているが、富岡流という先手良しの変化があるため、現在は後手が同型を避ける傾向にある。
 
最近では第27期竜王戦第3局(糸谷-森内)<ref>[http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/27/ryuou201411060101.html 竜王戦棋譜中継サイト]</ref>でこの形が再び表れ、後手を持った森内竜王がこの局面に進めたことで話題となった。この対局では、中田流と呼ばれる反撃手段を後手が採用し勝利。<br>今後も、後手の対抗手段に注目が集まる局面である。
 
==各種の変化==
===木村定跡との関係===
本局面から☗8八玉[[+7988OU-3122OU|☖2二玉]]と双方が入城した形は、そこで☗4五歩と仕掛ける「木村定跡」により、先手勝利の結論まで研究が終わっている。ただし、☗8八玉に対して後手がすぐに☖6五歩と仕掛ければ、木村定跡と同様の手順でやはり後手が勝ち易い。(☖6九角を打つことが出来る) 従って、先手は本局面から☗8八玉と入城することは出来ず、☗4五歩からの升田定跡が本線となる。
 
===升田定跡の変化===
現在有力とされる攻め筋は、☗4五歩☖同歩☗2四歩☖同歩☗1五歩☖同歩☗7四歩☖同歩[[l5knl/1r2g1g2/2n1p1s2/p2ps1pp1/1pp2pP1p/P2PS4/1PS1P1N2/2G1G2R1/LNK5L w Bb4p|☗3五歩]]。連続して歩を突き捨て、☗7四歩の狙いを含みに手を作る。歩を突き捨てる順番は、4→2→1→7→3筋が最も安全で、他の順番だと途中で後手から☖6五歩と反撃する選択肢を与える。<br>
以下の変化では富岡流が有名で、以下☖4四銀☗2四飛☖2三歩☗2九飛☖6三金☗1二歩☖同香☗3四歩と進め、☖3八角☗3九飛☖2七角成☗1一角☖2八馬に、[[l5kn1/1r4g1l/2ngp2p1/p2ps+BP2/1pp2p2p/P2PS4/1PS1P1N2/2G1G2+b1/LNK3R1L w SP4p|☗4四角成]]と銀を取る。以下☖3九馬には☗2二歩が好手で先手良し。代表局としては、第81期棋聖戦五番勝負第1局(羽生-深浦・2010年6月)<ref>[http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/kisei20100608.html 棋聖戦棋譜中継サイト]</ref>などがあげられる。
 
{{FamousGame|糸谷|森内|2014/11|第27期竜王戦第3局|1|先手良しと見られていた本局面を後手が選択し勝利|http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/27/ryuou201411060101.html}}
{{FamousGame|羽生|深浦|2010/6|第81期棋聖戦第1局|0|富岡流の一局|http://live.shogi.or.jp/kisei/kifu/kisei20100608.html}}
 
{{Book|4-89563-607-0|136|基本図}}
+{{Book|4-83993-637-4|103|第1図}}
{{Book|4-83995-305-8|18|第25図}}
{{Resemble|l5knl/1r2g1g2/2n1p1sp1/ppppspp1p/7P1/P1PPSPP1P/1PS1P1N2/2G1G2R1/LNK5L b Bb|一手損角換りで、☖8五歩が突かれていない形。☖8五桂の余地があるため同じ攻め筋が利かない。}}
編集コメント: 「羽生の頭脳4」の追加

作成記事

戦型: 角換り相腰掛銀 先後同型  [局面ページに移動]

     
      
     
  
       
  
     
      
     

解説

角換り相腰掛け銀の先後同型基本図。この局面から☗4五歩と仕掛ける変化は升田定跡と呼ばれ長く研究されているが、富岡流という先手良しの変化があるため、現在は後手が同型を避ける傾向にある。
最近では第27期竜王戦第3局(糸谷-森内)[1] でこの形が再び表れ、後手を持った森内竜王がこの局面に進めたことで話題となった。この対局では、中田流と呼ばれる反撃手段を後手が採用し勝利。
今後も、後手の対抗手段に注目が集まる局面である。

各種の変化

木村定跡との関係

本局面から☗8八玉☖2二玉と双方が入城した形は、そこで☗4五歩と仕掛ける「木村定跡」により、先手勝利の結論まで研究が終わっている。ただし、☗8八玉に対して後手がすぐに☖6五歩と仕掛ければ、木村定跡と同様の手順でやはり後手が勝ち易い。(☖6九角を打つことが出来る) 従って、先手は本局面から☗8八玉と入城することは出来ず、☗4五歩からの升田定跡が本線となる。

升田定跡の変化

現在有力とされる攻め筋は、☗4五歩☖同歩☗2四歩☖同歩☗1五歩☖同歩☗7四歩☖同歩☗3五歩。連続して歩を突き捨て、☗7四歩の狙いを含みに手を作る。歩を突き捨てる順番は、4→2→1→7→3筋が最も安全で、他の順番だと途中で後手から☖6五歩と反撃する選択肢を与える。
以下の変化では富岡流が有名で、以下☖4四銀☗2四飛☖2三歩☗2九飛☖6三金☗1二歩☖同香☗3四歩と進め、☖3八角☗3九飛☖2七角成☗1一角☖2八馬に、☗4四角成と銀を取る。以下☖3九馬には☗2二歩が好手で先手良し。代表局としては、第81期棋聖戦五番勝負第1局(羽生-深浦・2010年6月)[2] などがあげられる。

脚注

参考データ

有名局

先手後手棋戦対局日勝敗コメントリンク
糸谷森内第27期竜王戦第3局2014/11後手勝先手良しと見られていた本局面を後手が選択し勝利棋譜
羽生深浦第81期棋聖戦第1局2010/6先手勝富岡流の一局棋譜

本局面が掲載されている棋書

タイトル著者出版社発行掲載ページ局面評価
角換わり腰掛け銀研究amz島 朗毎コミ1994136基本図
羽生の頭脳4 角換わり・ヒネリ飛車amz羽生 善治毎コミ2010103第1図
中村太地の角換わり 最先端への道案内 (マイナビ将棋BOOKS)amz中村 太地マイナビ201418第25図

類似局面

変化点リンク
一手損角換りで、☖8五歩が突かれていない形。☖8五桂の余地があるため同じ攻め筋が利かない。Go