jumonjikiwaさんの投稿 (2018年10月08日 17時15分)

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ここから▲3六歩〜▲3七桂と飛車を引かずに速攻を仕掛けていく形は青野流と呼ばれる。2002年に青野照市が公式戦で披露した<ref>青野によれば、弟子の佐藤佳一郎三段が一門の研究会で指した手で、共に研究していた戦法だという。▲5八玉と上がる手自体は1990年から高橋道雄らが指しており、『羽生の頭脳』にも載っているが、▲3八金と上がる形が常識で、▲3六歩〜▲3七桂と速攻を仕掛ける構想はなかった。</ref>。
 
従来の[[lnsgk1snl/6g2/p1ppppb1p/9/9/1rP3R2/P2PPPP1P/1BG6/LNS1KGSNL w 3P2p|▲3六飛型]]はPonanza流の△8四飛・5二玉・7二銀型が難敵であることに加えて、青野流で先手が指せる変化が発見されたことから、2018年現在のプロ将棋ではむしろこちらが主流になっている。
 
後手の対策は、2000年代当初は△2二銀〜△8二飛〜△8八角成と目標の角をさばいてしまうのが有力と見られていたが、2012年、23手目[[lnsgk2nl/1r4gs1/pPpppp2p/6R2/9/2P3P2/P2PPPN1P/1+bG1K4/LNS2GS1L w 2Pb2p|▲8三歩]]に代えて[[lnsgk2nl/1r4gs1/p1pppp2p/6R2/9/2P3P2/P2PPPN1P/1SG1K4/LN3GS1L w B3Pb2p|▲8八同銀]]△3三銀▲8三歩で先手が指せることが判明した。
 
その後2017年に、後手有力とされていた△5二玉▲3六歩△7六飛▲7七角(1)△同角成▲同桂△5五角は33手目[[lnsg3+Pl/1p2ks3/p1ppppngp/1R7/4b4/2rP2P2/P1N1PP2P/2G1K4/L1S2GSNL w BP3p|▲6六歩]]、(2)△2六歩は[[lnsg2snl/4k1g2/p1ppppb1p/1R7/9/2r3Pp1/P1BPPP2P/2G1K4/LNS2GSNL w 3P2p|▲8四飛]]で先手が指せることが分かった。
 
現在は△5二玉▲3六歩△8八角成▲同銀△5五角の明日斗流、△2二銀〜△4二玉、△8五飛、△6二玉、△4二銀など様々な対策が研究されているが、後手が苦戦している。
 
== 候補手 ==
=== [[lnsg2snl/4k1g2/p1ppppb1p/6R2/9/1rP6/P2PPPP1P/1BG1K4/LNS2GSNL b 3P2p|△5二玉]] ===
▲3六歩に(1)△7六飛▲7七角△同角成▲同桂△5五角と進むのが一直線の変化で、ソフト同士の対局で多いが、以下▲2二歩△3三桂▲2一歩成△4二銀▲2三歩△同金▲8四飛△8二歩▲6六歩で先手よしの結論が出ている。
 
- (2)△2六歩は名人戦などで指された手だが、▲八歩と受けて先手が指せる。
+ (2)△2六歩は名人戦などで指された手だが、▲銀△8八角成▲同銀△2七成▲同銀△5五角▲8七銀△同飛成▲同金△9九角成▲2三歩△3三馬▲3五飛△2三馬▲8二歩△同銀▲2四歩で先手が指せる。
 
(3)△4二銀▲3七桂△8八角成▲同銀△3三銀▲3五飛△4四角と進むのが一時プロ間で指されたが、▲7七角△7六飛▲8五飛△8二歩▲8三歩で先手が指せる。
 
(4)△8八角成▲同銀△5五角が斎藤明日斗流。▲7七角△7六飛▲2八歩で先手が指せると見られる。
 
=== [[lnsgk2nl/6gs1/p1ppppb1p/6R2/9/1rP6/P2PPPP1P/1BG1K4/LNS2GSNL b 3P2p|△2二銀]] ===
▲3六歩△4二玉▲3七桂△6二銀▲3八銀△5一金▲3五飛△8二飛と進み、そこで▲4五桂で先手が指せる。
編集コメント: ▲3八銀でも先手よし

作成記事

戦型: 横歩取り△3三角  [局面ページに移動]

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歩3

解説

ここから▲3六歩〜▲3七桂と飛車を引かずに速攻を仕掛けていく形は青野流と呼ばれる。2002年に青野照市が公式戦で披露した[1]
従来の▲3六飛型はPonanza流の△8四飛・5二玉・7二銀型が難敵であることに加えて、青野流で先手が指せる変化が発見されたことから、2018年現在のプロ将棋ではむしろこちらが主流になっている。
後手の対策は、2000年代当初は△2二銀〜△8二飛〜△8八角成と目標の角をさばいてしまうのが有力と見られていたが、2012年、23手目▲8三歩に代えて▲8八同銀△3三銀▲8三歩で先手が指せることが判明した。
その後2017年に、後手有力とされていた△5二玉▲3六歩△7六飛▲7七角(1)△同角成▲同桂△5五角は33手目▲6六歩、(2)△2六歩は▲8四飛で先手が指せることが分かった。
現在は△5二玉▲3六歩△8八角成▲同銀△5五角の明日斗流、△2二銀〜△4二玉、△8五飛、△6二玉、△4二銀など様々な対策が研究されているが、後手が苦戦している。

候補手

△5二玉

▲3六歩に(1)△7六飛▲7七角△同角成▲同桂△5五角と進むのが一直線の変化で、ソフト同士の対局で多いが、以下▲2二歩△3三桂▲2一歩成△4二銀▲2三歩△同金▲8四飛△8二歩▲6六歩で先手よしの結論が出ている。
(2)△2六歩は名人戦などで指された手だが、▲3八銀△8八角成▲同銀△2七歩成▲同銀△5五角▲8七銀△同飛成▲同金△9九角成▲2三歩△3三馬▲3五飛△2三馬▲8二歩△同銀▲2四歩で先手が指せる。
(3)△4二銀▲3七桂△8八角成▲同銀△3三銀▲3五飛△4四角と進むのが一時プロ間で指されたが、▲7七角△7六飛▲8五飛△8二歩▲8三歩で先手が指せる。
(4)△8八角成▲同銀△5五角が斎藤明日斗流。▲7七角△7六飛▲2八歩で先手が指せると見られる。

△2二銀

▲3六歩△4二玉▲3七桂△6二銀▲3八銀△5一金▲3五飛△8二飛と進み、そこで▲4五桂で先手が指せる。

脚注

  1. 青野によれば、弟子の佐藤佳一郎三段が一門の研究会で指した手で、共に研究していた戦法だという。▲5八玉と上がる手自体は1990年から高橋道雄らが指しており、『羽生の頭脳』にも載っているが、▲3八金と上がる形が常識で、▲3六歩〜▲3七桂と速攻を仕掛ける構想はなかった。