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初手から飛車先の歩を２手ずつ伸ばし合った局面。
双方が相掛りを志向している場合に現れる局面であり、一般的な定跡における次の手は☗７八金だがこの局面で少し工夫することも出来る。
☗２四歩の先攻は☖同歩☗同飛☖８六歩☗同歩☖８七歩と反撃され先手不利。

８七の地点を守り後手の飛車先突破を防ぐ最も自然な一手。
以下☖３二金☗２四歩☖同歩☗同飛☖２三歩に☗２八飛または☗２六飛と進み様々な戦法に派生する。
☖３二金を省略して☖８六歩の先攻は☗同歩☖同飛☗２四歩☖同歩☗２三歩の反撃があり先手が良い。

角の可動域を増やし後手の飛車先突破を防ぐ少しひねった一手。
以下☖３二金☗２四歩☖同歩☗同飛☖２三歩☗２六飛と進む。☗２八飛と引き飛車に構えるのは☖８六歩☗同歩☖同飛に結局☗７八金と受けることになるため☗９六歩の継続手としては疑問。
縦歩取り（縦歩取り棒銀、ひねり飛車など）を強く志向した手だが、後から☗７八金と指し通常の相掛かり定跡に戻ることもある。

相掛かりを放棄し、角換わり模様に進める一手。
以下☖３二金☗７七角☖３四歩☗８八銀☖７七角成☗同銀と進むのが一例。

☗７六歩に対して☖８六歩は成立しない。以下☗同歩☖同飛に☗２四歩☖同歩☗２三歩で先手勝勢。