flipさんの投稿 (2019年06月23日 22時07分)

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- 図は相矢倉の出だしで
+ 図は相矢倉の出だしである。
-先手が▲3七銀戦法を戦術として決めた、相矢倉でよく現れる局面である。
 
+先手が☗3七銀と指し、☗3七銀戦法を明示した局面で、相矢倉でよく現れる局面である。ただし、有力な後手の急戦策(居角左美濃など)の登場により2016年以降この局面になることが珍しくなっている。
 
==後手の候補手==
 
- ===△6四角===
+ ===[[-5243KI|☖4三金右]]===
+先手に☗3五歩を許す指し方で、あまり指されない。
 
- 七銀は次に▲3五歩同歩同角行で将来▲3六銀と進出する手を狙っている。<br>
+ 3五歩以下☖同歩[[-5243KI+3635FU-3435FU+7935KA|☗同角]]とみ、先手は☗3六銀の好形に組むこができる。<br>
- 先手の理想形3六銀・3七桂・4六歩・6八角であり、4五歩を狙う。<br>
+ 先手は3六銀・3七桂・4六歩・6八角が理想形の一つであり、そこから☗4五歩の仕掛けを狙う。
-△6四角はその狙いを牽制する役割を持ち、図の▲3七銀に対し、実戦例が一番多いのも△6四角である。<br>
 
- ===6四角に対する先手の候補手===
+ ===[[-3164KA|☖6四角]]===
 
- ====▲====
+ は上述の狙いを牽制する役割を持つ。実戦例が一番多い手である。
+ 
+先手の飛車をにらんでいるため、先手は[[-3164KA+3635FU|☗3五歩]]と動けない。<br>
+仮に☗3五歩とすると、☖同歩☗同角に[[-3164KA+3635FU-3435FU+7935KA-0036FU|☖3六歩]]の反撃がある。以下☗4六銀[[-3164KA+3635FU-3435FU+7935KA-0036FU+3746GI-4445FU|☖4五歩]]で先手は駒損が確定する。
+ 
+ 
+===☖6四角に対する先手の候補手===
+ 
+====[[-3164KA+7968KA|☗6八角]]====
最も実戦例が多い候補手。この段階で仕掛けるのはまだ早いとみて、
先手玉を安全に囲いつつ、後手の方針を様子見する手。
 
- ====4六角====
+ ====[[-3164KA+7946KA|☗4六角]]====
- 角には角の手。相手から角を交換してくれれ先手の手得になが△3一玉以下、<br>
+ 角には角の手。脇謙二が多用したことから'''脇システム'''と呼<br>
- ▲7九玉△9四歩▲8八玉△2二玉▲1六歩△9五歩▲1五歩△5銀▲2六歩△7三桂▲2五歩△4三金右<br>
+ 2013年の第2回電王戦第5局(浦-GPS将棋)で採用されたことで注目を集め、2013年以降採用が増えた。
-で▲3七銀が後手から角交換しない限りは活きない形の為に先手が損。<br>
-先手から角交換するなら、手数が先手と後手が入れ替わることになる。<br>
 
- ====▲6五歩====
+ 自分から角を交換すると相手の手得となるため、先手後手ともに駒組みを続け、駒組みが飽和点に達したところで開戦する。
- 後手の角を追い返す手。△4二角以下▲3五歩以下3筋の歩を交換できるが、▲6五歩が後手の標的になりやすい。
+  
+====[[-3164KA+6665FU|☗6五歩]]====
+後手の角を追い返す手。☖4二角以下☗3五歩以下3筋の歩を交換できるが、☗6五歩が後手の標的になりやすい。
+ 
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+{{Book|4839948240|32|}}
編集コメント: ☖4三金右☗3五歩の変化、脇システムについて追記

作成記事

戦型: 矢倉  [局面ページに移動]


   
     
    
    
         
     
 
       
   


解説

図は相矢倉の出だしである。
先手が☗3七銀と指し、☗3七銀戦法を明示した局面で、相矢倉でよく現れる局面である。ただし、有力な後手の急戦策(居角左美濃など)の登場により2016年以降この局面になることが珍しくなっている。

後手の候補手

☖4三金右

先手に☗3五歩を許す指し方で、あまり指されない。
☗3五歩以下☖同歩☗同角と進み、先手は☗3六銀の好形に組むことができる。
先手は☗3六銀・☗3七桂・☗4六歩・☗6八角が理想形の一つであり、そこから☗4五歩の仕掛けを狙う。

☖6四角

☖6四角は上述の狙いを牽制する役割を持つ。実戦例が一番多い手である。
先手の飛車をにらんでいるため、先手は☗3五歩と動けない。
仮に☗3五歩とすると、☖同歩☗同角に☖3六歩の反撃がある。以下☗4六銀☖4五歩で先手は駒損が確定する。

☖6四角に対する先手の候補手

☗6八角
最も実戦例が多い候補手。この段階で仕掛けるのはまだ早いとみて、 先手玉を安全に囲いつつ、後手の方針を様子見する手。
☗4六角
「角には角」の手。脇謙二が多用したことから脇システムと呼ばれる。
2013年の第2回電王戦第5局(三浦-GPS将棋)で採用されたことで注目を集め、2013年以降採用が増えた。
自分から角を交換すると相手の手得となるため、先手後手ともに駒組みを続け、駒組みが飽和点に達したところで開戦する。
☗6五歩
後手の角を追い返す手。☖4二角以下☗3五歩以下3筋の歩を交換できるが、☗6五歩が後手の標的になりやすい。

参考データ

本局面が掲載されている棋書

タイトル著者出版社発行掲載ページ局面評価
最強矢倉・後手急戦と3七銀戦法 (羽生の頭脳)amz羽生 善治将棋連盟199369
よくわかる矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)amz金井 恒太マイナビ20128,56
矢倉・角換わりの教科書amz阿久津 主税マイナビ201332