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相居飛車の序盤。初手から☗７六歩☖８四歩☗２六歩☖３二金（手順前後あり）と進んだ局面である。

後手が角換わりを目指したときに、先手が２六歩型を放棄する意味がある。

☗２五歩以下、☖８五歩☗７七角☖３四歩☗６八銀☖７七角成☗同銀と進めば☗２五歩型の角換わりとなる。

上記の角換わりの変化で２六歩型で保留することができる。

それでも後手が☖６二銀などと待つのは、☗２五歩として、☖８五歩☗７七角☖３四歩☗６八銀☖７七角成☗同銀☖２二銀に☗２四歩が成立する（☖同歩☗同飛☖３五角に☗３四飛が角金両取りとなる。☖６二銀が入っていなければ金取りにならないので後手良し）。

そのため、角換わりを目指すには☖８五歩と突くしかなく、先手２六歩型・後手８五歩型の角換わりになる。

ただし、☗７八金に対して後手は☖３四歩として横歩取りや一手損角換わりを選ぶことができる。