Prince_Dragonさんの投稿 (2020年01月23日 20時57分)

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+==概要==
図は相矢倉の出だしである。
 
先手が☗3七銀と指し、☗3七銀戦法を明示した局面で、相矢倉でよく現れる局面である。ただし、有力な後手の急戦策(居角左美濃など)の登場により2016年以降この局面になることが珍しくなっている。
 
==後手の候補手==
 
- ===[[-5243KI|☖4三金右]]===
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先手に☗3五歩を許す指し方で、あまり指されない。
 
- ☗3五歩以下☖同歩[[-5243KI+3635FU-3435FU+7935KA|☗同角]]と進み、先手は☗3六銀の好形に組むことができる。<br>
+ ☗3五歩以下☖同歩[[-5243KI+3635FU-3435FU+7935KA|☗同角]]と進み、先手は☗3六銀の好形に組むことができる。<br>
先手は☗3六銀・☗3七桂・☗4六歩・☗6八角が理想形の一つであり、そこから☗4五歩の仕掛けを狙う。
 
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☖6四角は上述の狙いを牽制する役割を持つ。実戦例が一番多い手である。
 
先手の飛車をにらんでいるため、先手は[[-3164KA+3635FU|☗3五歩]]と動けない。<br>
仮に☗3五歩とすると、☖同歩☗同角に[[-3164KA+3635FU-3435FU+7935KA-0036FU|☖3六歩]]の反撃がある。以下☗4六銀[[-3164KA+3635FU-3435FU+7935KA-0036FU+3746GI-4445FU|☖4五歩]]で先手は駒損が確定する。
 
+☖6四角に対し、先手としては以下の手段が考えられる。
 
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+最も実戦例が多い手。この段階で仕掛けるのはまだ早いとみて、先手玉を安全に囲いつつ、後手の方針を様子見する手。
 
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+ ====②-2[[-3164KA+7946KA|☗4六角]]====
-最も実戦例が多い候補手。この段階で仕掛けるのはまだ早いとみて、
-先手玉を安全に囲いつつ、後手の方針を様子見する手。
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-====[[-3164KA+7946KA|☗4六角]]====
「角には角」の手。脇謙二が多用したことから'''脇システム'''と呼ばれる。<br>
2013年の第2回電王戦第5局(三浦-GPS将棋)で採用されたことで注目を集め、2013年以降採用が増えた。
 
自分から角を交換すると相手の手得となるため、先手後手ともに駒組みを続け、駒組みが飽和点に達したところで開戦する。
 
- ====[[-3164KA+6665FU|☗6五歩]]====
+ ====②-3[[-3164KA+6665FU|☗6五歩]]====
- 後手の角を追い返す手。☖4二角以下☗3五歩以下3筋の歩を交換できるが、☗6五歩が後手の標的になりやすい。
+ 後手の角を追い返す手。☖4二角以下☗3五歩以下3筋の歩を交換できるが、☗6五歩が後手の標的になりやすい。なお、3筋ではなく5筋を狙う指し方もある。
 
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作成記事

戦型: 矢倉  [局面ページに移動]


   
     
    
    
         
     
 
       
   


解説

概要

図は相矢倉の出だしである。
先手が☗3七銀と指し、☗3七銀戦法を明示した局面で、相矢倉でよく現れる局面である。ただし、有力な後手の急戦策(居角左美濃など)の登場により2016年以降この局面になることが珍しくなっている。

後手の候補手

☖4三金右

先手に☗3五歩を許す指し方で、あまり指されない。
☗3五歩以下☖同歩は☗同角と進み、先手は☗3六銀の好形に組むことができる。
先手は☗3六銀・☗3七桂・☗4六歩・☗6八角が理想形の一つであり、そこから☗4五歩の仕掛けを狙う。

☖6四角

☖6四角は上述の狙いを牽制する役割を持つ。実戦例が一番多い手である。
先手の飛車をにらんでいるため、先手は☗3五歩と動けない。
仮に☗3五歩とすると、☖同歩☗同角に☖3六歩の反撃がある。以下☗4六銀☖4五歩で先手は駒損が確定する。
☖6四角に対し、先手としては以下の手段が考えられる。
②-1☗6八角
最も実戦例が多い手。この段階で仕掛けるのはまだ早いとみて、先手玉を安全に囲いつつ、後手の方針を様子見する手。
②-2☗4六角
「角には角」の手。脇謙二が多用したことから脇システムと呼ばれる。
2013年の第2回電王戦第5局(三浦-GPS将棋)で採用されたことで注目を集め、2013年以降採用が増えた。
自分から角を交換すると相手の手得となるため、先手後手ともに駒組みを続け、駒組みが飽和点に達したところで開戦する。
②-3☗6五歩
後手の角を追い返す手。☖4二角以下☗3五歩以下3筋の歩を交換できるが、☗6五歩が後手の標的になりやすい。なお、3筋ではなく5筋を狙う指し方もある。

参考データ

本局面が掲載されている棋書

タイトル著者出版社発行掲載ページ局面評価
最強矢倉・後手急戦と3七銀戦法 (羽生の頭脳)amz羽生 善治将棋連盟199369
よくわかる矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)amz金井 恒太マイナビ20128,56
矢倉・角換わりの教科書amz阿久津 主税マイナビ201332